たけちゃん

アントマンのたけちゃんのレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
4.4
我々の世界ではなく、子供たちの未来を救え!


ペイトン・リード監督 2015年製作
主演ポール・ラッド、マイケル・ダグラス


いよいよ公開の「アントマン&ワスプ」に合わせ、前作をレビュー\(^o^)/
……って思ってたんだけど、間に合わず(笑)

実は、すでに「アントマン&ワスプ」は観てきたんだけど、やっぱり先にこちらのレビューをしたいので。公開前にはアップできなかった……。でも、久しぶりのマーベルレビュー!
テンション上がります( ˘ ˘ )ウンウン


今作「アントマン」はフィルマに入る前でしたからね~。まだ未レビューでした。
でも、前作はほんと、大好きでした!
なんか当時は大作続きで、ちょっと食傷気味。
「エイジ・オブ・ウルトロン」って大味なので( ¯−¯ )フッ
フルコースもいいけど、大衆料理が食べたいなぁ
お節もいいけどカレーもね!
というタイミングの作品でした( ˘ ˘ )ウンウン


この作品、昔ながらのアメコミの雰囲気がいっぱい残ってるんです。それがいいんですよ( ˘ ˘ )ウンウン
ちょっと荒唐無稽でしょ?
でも、サイズチェンジバトルは新鮮だった!
やっぱアメコミはこうじゃないとね。
もちろん、古臭いわけではありません。

元々は今作、エドガー・ライト監督のアイデアで脚本、監督も彼が行う計画でした。2006年から2014年まで関わっていて、プリプロまで済んでいたのに、最後に製作側との意見の相違で降板、コメディ演出が得意なペイトン・リードに監督が代わりました。
脚本にクレジットは残っているけど、どの程度までエドガー・ライトの脚本なのかなぁ。彼が監督していたら、作品はどうなってたんでしょうね。
でも、書いたように、今作大好きなので、ペイトン・リード監督もウェルカムでしたよ( ˘ ˘ )ウンウン

マイケル・ペーニャ演じるルイスがペラペラとまくし立てるシーンとか、エドガーっぽいですよね。
あと、ちょっとやりすぎのギャグのところとかね( ¯−¯ )フッ
でも、これってペイトン・リードの手腕かもしれないし、脚本で加わっているポール・ラッドのセンスかもしれないので、真相は藪の中( ˘ ˘ )ウンウン




今作の好きなところは多々あります。

この映画、ヒーロー映画なのに、コメディだし、盗みに入るしで、全然、ヒーロー映画じゃない!
そこがいいよね~。
でも、戦い方が斬新で、小さくなった世界の描き方がとても上手い。夢があるよね~。この辺はエドガー・ライトテイストかなぁ。

あと、ダメパパリベンジ作品は基本大好きなので、これもそうでした。「ナイト・ミュージアム」とかのテイストね( ˘ ˘ )ウンウン


そして、キャスティング!
アントマンとなるスコット・ラング役のポール・ラッドって、1番ヒーローに向いてない(笑)
アベンジャーズと一緒にいてもそう思うもんね。
冒頭、スコットもムショ帰りだし
マーベル・ヒーローの中で、1番ヒーローらしくないのにキャップと組むのが面白い。
立ち回りが下手なだけで、いい人だからか?


マイケル・ペーニャもいいよね!
ムショ仲間(笑)
でも、悪い奴ではないんだよね。
役に立つのか?と思わせるのがいいよね。
ところどころ入る早口のヨタ話がくだらなくて、めっちゃ面白い。笑うわ~( ¯−¯ )フッ


そして、ピム博士役のマイケル・ダグラス。
ハンク・ピムって、マーベルの初代アベンジャーズなんですよ!これはその世代交代の話でもある。
でも、マイケル・ダグラスがこの映画に出るのか?って感じですよね(笑)
渋い親父になりましたね~。
あの色気ムンムンの頃はどこ?
でも、ピム博士、大好きでした!

最後に娘役のエヴァンジェリン・リリー。
冒頭は嫌いでしたよね。
そもそも、僕はボブの女性があまり好きではない(>_<)←スズチャン、ノゾイテ
でも、髪を下ろしてゆるふわになると、なかなかにキュート!続編、楽しみですね。


あと、ちょっぴり音ネタ💩ウンチクン\(^o^)/

昔、好きだったグループにアダム・アントをリーダーとするアダム&ジ・アンツっていたんです。どんだけアント好きなの?ってグループ名ですが、イギリス出身で、しかもアリなのに海賊ファッションなんかしてね(笑)
1980年発表の「アダムの王国」がヒットして、これ、僕も持ってました( ˘ ˘ )ウンウン。で、この映画にはそこに収録されている「ANTMUSIC」が使われていて、驚きました。このグループ、僕も名前見るまで忘れてました!




さて、この後は少しネタバレして、ここまでのMCUをまとめてみます。


その前に「アントマン」の小ネタを!

まずは、オープニング。
ハンク・ピム博士が、まだSHIELDにいた頃の話が出ますね。
ちょうどこの頃、マーベルドラマの「エージェント・カーター」もやってましたし、ハワード・スタークやペギー・カーターが出てきて、僕は密かに上がりましたよ( ˘ ˘ )ウンウン
このシリーズ、シーズン2で打ち切られましたが、僕は好きだったんですよね~。残念( ¯ ¨̯ ¯̥̥ )


そして、MARVELのオープニングの曲、いいなぁ。
マーベルのテーマを使わないところが好き。
だから、全くMARVELじゃない( ¯−¯ )フッ

でも、ラストでとうとう「アベンジャーズ」との繋がりが!ファルコン美味しい登場でしたよね!



以前、「アベンジャーズ」のレビューで「フェイズⅠ」までをまとめたので、今回は「フェイズⅡ」について書きますね!

「フェイズⅠ」って、MCUのメインキャラクターの登場と共に、マーベルユニバースの紹介を行っていましたよね。「アイアンマン」の登場から始まり、観客を少しずつユニバースに浸透させて行きました。「アベンジャーズ」へと至る過去を描いた感じです。
そして、「フェイズⅠ」の最終作「アベンジャーズ」でヒドラだけではない脅威、宇宙からの侵略が描かれ、アベンジャーズの必要性が説かれ、同時に、バラバラだったヒーローがチームとなります。あの当時、特に、ソーをどう扱うのか、興味津々だったなぁ。

「フェイズⅡ」からは、そのアベンジャーズの敵の存在について提示されることになります。ここからインフィニティ・ストーンの存在がMCUの鍵となり、サノスの存在があらわになるのです。特にGotGは今思えばキーとなる作品でしたよね。
また、時間軸がなんとなく映画と並行するようになりました。なので、映画の中での時間進行が僕らの生活にも影響する(笑)マチキレン

【フェイズⅡ作品】

7. アイアンマン3(2013)
8. マイティ・ソー/ダークワールド(2013)
9. キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー(2014)
10. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)
11. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
12. アントマン(2015)


こうして見ると、「エイジ・オブ・ウルトロン」でフェーズを閉じても良かったのに、「アントマン」を最終作とした理由が気になります。
元々の計画では、「アントマン」はフェーズⅢの第1弾でしたからね。これがエドガー・ライト降板の理由なのか分からんけど、改めて観ても分からんかった( ¯−¯ )フッ
単に「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」のためだけとは考えたくない。




スコットが「アベンジャーズを呼ぼう」と言うと、ピム博士は「彼らは空の都市を落とすのに忙しい」と言うところとか、ピム博士ってアベンジャーズとはちょっと距離を置いていましたよね。冒頭のSHIELDとのトラブルもそうだし。

アベンジャーズが現実の脅威と戦っているのだとすると、アントマンは未来の世界を守るために戦っている。だこらこそ、ピム博士はスタークとも組まないし、アベンジャーズとも共闘しない。
トニーがどんどん暴走して、ウルトロンを作ってしまうのとは逆で、アントマンを封印しようとしたピム博士。最初から立ち位置が違うんですよ。その意味では、「シビル・ウォー」でスコットがキャプテン側につくのはピム博士の意思ではない。

この辺は「アントマン&ワスプ」を観るための基礎情報となりますね( •̀ω•́ )و✧



さて、この後は公開された「アントマン&ワスプ」のレビューをしましょう。これは「インフィニティ・ウォー」後、初のマーベル作品となります。その意味でも、今後を占う重要作ですね( ˘ ˘ )ウンウン
では、みなさん、またお会いしましょう( •̀ω•́ )و✧