2011年作品が、ようやく日本でカリコレでかかりましたよ!
身体目当てで、見たんですよぉ〜w
ブロンソン的なものかと思って。
そしたらもちろん違ってw
広義の意味で家族の絆の話でした。
兄弟ボクシングものといえば「ザ・ファイター」がありますが、これは「クライング・フィスト」に似てる。
アル中の父親に捨てられ、苦しみながら生きてきた弟。
しかも海兵隊でのなにやらトラウマがあるらしい。
逆にそんな父親と暮らすものの、愛想を尽かし自立して幸せな家庭を築く兄。しかし、娘が難病を抱えており、教師のお給料だけではやっていけない。
どっちにも負けて欲しくない!!(T ^ T)
演出が見事だな、と思ってて。
肝心のバディですよ。
トム・ハーディーの身体を(この場合のトムハの身体とは、ムキッとしたトムハを指します)、リングに立つところまで見せないの。
練習とかお風呂入るとこはあるのにキッチリ線を引かれてて。
で、リングに立つ時に見せるバディ!!
たったまらん!
それまでの葛藤もたまらんのに、胸がドキドキですよ!
口ではものすごくお父さんやお兄さんにキツいのに、いざダメな父親を前にした時の優しさが出てしまうところとか目頭熱くなりました。
肝心の試合の時そばにいろや!
(あや、もういなくても大丈夫、になったのか?)
しかもコーチしてない兄貴も激励に行くコウモリ野郎っぷり。
このお父さんはダメだよ・・・。
アメリカの色んな社会問題が背景にきちんとあるから、ただの格闘技映画に終始しなくて立派だと思いました。
弟→軍隊、しかも海兵隊に行っている。貧乏白人の典型ですね。
兄→娘の治療費で困窮。保険制度が整っていない。
父→アル中を更生プログラムで克服。
など、勉強にもなるという!