つるみん

ウォーリアーのつるみんのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
4.5
何度も熱くなり。
何度も鳥肌が立ち。
何度も涙が溢れ出た。
そんな作品に出会えて本当に幸せだ。


最初に。僕は総合格闘技(MMA)について詳しくありません。UFCをたまに見る程度ですので技や形、心理状態など全てを把握する事は出来ません。しかしそれが功を奏したのか迫力満点の感動映画として観賞することが出来ました。確かに総合格闘技が軸となっていくのですが〝家族再生〟の物語である事を忘れてはならないのです。

主人公は主に3人。
父ニック・ノルティ
兄ジョエル・エドガートン
弟トム・ハーディ

謝罪、懺悔、後悔、葛藤、苦悩。
それぞれが背負い込んでいる重荷が交わるスパルタの檻の中。それは兄弟愛、親子愛を超えた壮絶なものであった。長い間続いた家族崩壊に終止符を打つ闘いが切なく脆くどんなに感動的であったか。

間違いなく映画史に残るラストシーン。感極まり言葉が出ない、そんな作品でした。
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