ウォーリアーの作品情報・感想・評価

「ウォーリアー」に投稿された感想・評価

BG

BGの感想・評価

5.0
ただ、一言のために…!!
ウォォォー!!!! 泣けた!嗚咽がこぼれるほどに。ちくしょう!これほど泣けた映画があったか。140分と言う長い作品だが、全てはラスト10分のためにあると言ってもいい。なんてこった!ラストの圧倒的な瞬間風速のキメ技にぶっ飛ばされた!! 
ギャビン・オコーナー監督による総合格闘技を舞台にしたヒューマンドラマ。ジョエル・エガートン、トム・ハーディ、ニック・ノルティ。3人とも最高級の演技!ニックはアカデミー助演男優賞にノミニーされてますね。納得!

総合格闘技繋がりで、少し前に観た「激戦/ハート・オブ・ファイト」のコメントでオススメいただいて、おまけに信頼するレビューワーの方々も高評価。それならばと、あらすじとかも知らずに観てみました。熱いバトルが楽しめればいいかなって軽く思ってたあの時の自分に膝固めをかけてやりたい!そして、ミッキー・ロークが出てるんだよね(レスラー)って思ってた自分をボッコボコにしてやりたい!いや、むしろ皆さんのその熱い拳で殴ってください!さあ、俺を殴れっ! (屮゚Д゚)屮カモォォォン !!

本作は、多層的な物語だ。家族愛だけで終わっていないし、ましてや、ただのスポ根映画なんかじゃない!ここに描かれているもの。それは、タイトルが見事に表している。もちろん、総合格闘技の意味だけではない。戦士たる男の闘いだ!もう大好きだっ!(屮゚Д゚)屮カカッテコイヤー !!

第1層《スポーツ映画としての物語》
14年という歳月を経て、海兵隊員トミーはかつて逃げ出した父親パディの許へ帰郷する。パディはかつてアルコール中毒で、家庭内で暴力を奮う父親だった。一人孤独に暮らす老人も今やカウンセリングを受け、アルコール依存から立ち直りつつある。そんなパディにトミーは告げる。自分のトレーナーになって欲しいと。ある約束を果たすために。
一方で、もう一人の男ブレンダンは、物理の教師だ。生徒には慕われ、愛する家族にも囲まれている。しかし、サブプラの影響で家は抵当流れ目前。金が要る。ブレンダンに残されたものは、かつて培った総合格闘技のみだった。そして、彼もまたパディの息子の一人だった。
時を同じくして開催される総合格闘技の一大イベント「スパルタ」。やがて運命に引き寄せられるように、2人のウォーリアーと老トレーナーはそれぞれに負けられない理由を背負いつつ、「スパルタ」へと導かれていく…。

とにかく、トムハの仕上がり具合がヤバイ!ムッキムキのマッチョマチョ。対するエガートンも相当な習練を積んだのだろう、サブミッション等の技がキレッキレのヤバッヤバ。格闘アクションとしての見応えも充分だ!変にダレることなく、試合のテンポが秀逸。応援する者の存在がまた見事で、ブレンダンの妻や同僚の姿に、もう胸アツである!特に格闘技家の妻の描写が素晴らしい!関係ないけど、この妻がスタイル抜群で何かエロい。これまた胸アツ!

第2層《ある家族の愛の物語》
時を重ねた分、より一層深く刻まれた親子の確執。貧困の中で亡くなった母親が遺した傷は深い。後悔に苛まれ、赦しを乞う父親。決して赦したくはない、いっそ恨むべき姿でいて欲しいとさえ願う息子。トレーニングにおいても、心が通うことはない。リングとセコンドの間を金網が隔てるように。では、なぜトミーはパディを訪ねてきたのか。なぜトレーナーを頼んだのか。
そして、兄ブレンダンと弟トミーの切ることのできない因縁。裏切り。恨み。愛。果たして、家族は失われたものを勝ち取ることが出来るのか。

私には本作が所謂スポーツ映画とは思えない!なぜならば、ブレンダンとトミーはスパルタに参戦する訳だけど、これはある意味偶然なんですよ。別に一流の格闘家とか優勝を元から目指していた訳じゃない。チャンスが偶然あったから。それだけだ。だから、本作において大会の行方は重要じゃない。
そして、単なる家族再生映画でもない。彼等には闘う理由が、また別にあるのだから!なぜ男達は闘い、ウォーリアーとして生きるのか。それは、どうしても勝ち取りたいものがあるからなんだ!!

本作は私にとって特別な作品となった。だから、まだまだ語り足りない。てことで、ネタバレコメントに続く!!またまた長くて、申し訳ない!本作をまだ観てない方は、まずは観てくださいね。もちろん傑作だ!!!!
Listen To The Beethoven!!!!


格闘技映画で一番好きな映画かもって位大好き!!何回見てもメチャクチャ面白い!
幼い頃に生き別れとなった兄弟が、大人になって格闘技大会「スパルタ」で激突する事になるというお話なのですが
兄弟のお話だけでなく、二人の関係の中心にある「父」という存在がさらにドラマ性を高めており、
格闘技ドラマとしても、家族愛のヒューマンドラマとしても非常に面白い、文句無しの大傑作だと思います!

お話自体は凄く単純だし、格闘技シーンは臨場感たっぷりで音楽もアゲアゲだしで
観てるこちら側をドップリと映画世界に浸からせてくれます。


映画って好みもあるから人に勧めるのが難しくもあるけど、
この「ウォーリアー」に関しては老若男女問わず万人にお勧め出来る映画です!



主演はトム・ハーディとジョエル・エドガートン。

トム・ハーディ演じる弟のトミー・コンロンはある夜、且つて母と共に逃げ出したアルコール依存症の父のいる家に10数年ぶりに戻ってきます。その理由はアメリカで開催される優勝賞金500万ドルをかけた総合格闘技トーナメント「スパルタ」に出場し優勝する為、レスリングのコーチをしていた父に再度自分のコーチをするように依頼をしに来たのでした。

ジョエル・エドガートン演じる兄のブレンダン・コンロンは教師をやる傍ら、難病にかかった娘の治療費の為にアンダーグラウンドの格闘技大会に出場しお金を稼いでいました。(昔、格闘技の選手をやっていたようです)
しかし、それが学校にバレてしまい教師の仕事は停職に。娘に残された時間は短く、一刻も早くお金を工面して手術を受けさせなければ、そんな矢先に降って湧いたスパルタ出場へのチャンス。彼は昔、自分のトレーナーをしていた親友に頼み込みトレーニングを開始します。


兄と弟はそれぞれの理由でスパルタの優勝を目指し、10数年ぶりに再会を果たすと、このシチュエーションだけでもだいぶアガる設定なのですが、先述したように、ここに二人の父であるバディ・コンロンが入ることで物語に一層深みが増すんです。

父 バディ・コンロンは酒を飲んでは家族に暴力を振るっていた過去があり、今では二人の息子との関係は冷え冷えで孤独な人生を送っています。劇中、犯した過ちを悔い、酒を一切絶っていると二人の息子にそれぞれ話しますが、全く取り合ってもらえません。

自業自得とわかっているので、息子達から言い返されるとただ引き下がるしかない父。
ある意味、この情けない姿も息子達からすればより苛立ちを募らせるのかもしれません。
今更そんな風に改心したって、もう遅いだろっていう。まだ昔のままの粗暴な父の方が
憎むだけでいいから楽なのにって感じがするんですよね。

そして兄と弟も、スパルタの前夜10数年ぶりに再会した時、互いに抱えていた相手に対する感情を曝け出します。
弟からすれば、「なぜ父から逃げ出した時、自分と母と一緒に来なかったのか。」
兄からすれば、「母が亡くなった事を何で教えなかったのか、葬式も知らせずにいるなんて。」
それぞれにこの十数年溜め込んだ想いがあると。
そして話し合いでは到底埒も開かないとなれば、決着は一つしかないですよね。
こういった”罪”と”贖い”、そして”赦し”というのも本作における重要なキーワードかと思います。

最強の男達が集まる大会で果たして彼らはどこまで勝ち上がれるのか。
父と2人の子供達はどのような結末を迎えるのか
観てもらうのが一番なので、詳しいことはもちろん避けますが
この映画で僕が特にいいなと思ったのは二人の格闘スタイルです。
二人の戦い方の違いがそれぞれのキャラクター性とリンクしているのがとても面白い。

弟はとにかく打撃系。一撃で相手をノックアウトする野獣のような男で且つて酒を飲んでは酔って暴れていた父のように、暴力でリングを支配します。

それに対して兄は関節技を駆使して戦います。どれだけ相手が強大で、劣勢な立場に立たされても、耐えに耐えて相手の一瞬の隙を突いて寝技から関節技を決める。且つて父からコーチを受けたレスリングの経験が活かされているように。

つまり父が持っていた二面性が二人の息子に分かれているように見えるのです。これが僕的にはかなりツボに入りまして。
しかも、レスリングの才能においては兄のブレンダンより弟のトミーの方があったようなんですね。父も弟にこそ期待をして鍛えていたと。
しかし皮肉にも、弟は父の元を去り、兄は父の元に残った形となってしまい。


劇中、ブレンダンが父の元に残った理由は
近所に住む幼馴染のガールフレンド(後の奧さん)が
いたから、弟と母にはついて行く事が出来なかったと理由が語られますが、
それ以外の理由もあったように思うのです。
彼は待っていたのではないかと。
父の暴力に耐えながら、それでも、父がいつか自分を愛してくれる、認めてくれる日が来る事を。僕の妄想なので全然違うかもですが笑
そういった所も彼の格闘スタイルとリンクしているように感じられるんです。

こういったようにアクションで二人の感情を語る手法が非常にスマート。


トーナメント形式なので、途中の試合はダイジェストで進むんですが、
そこら辺も音楽の盛り上がりと編集の気持ちよさで観てる方はもうアガるアガる!



ーーーー以下、ネタバレ部分があるので注意!!ーーーーー



しかも、ブレンダンの場合、一介の教師が並みいる格闘家達を下馬評を覆して倒していくから
もう、周りの観客や実況、ブレンダンの奥さん、教え子や職場の上司などがそれを見て
「キャー!!!」「ウオー!!!」と盛り上がるシーンを映すのでこっちもブレンダンが勝つと思わず「ヨッシャー!!!」となってボルテージがグワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!っと上がっていくのが気持ちよくって最高なんです!
特に、トーナメント序盤にブレンダンの奥さんがテレビで応援してて旦那が勝った時のリアクションがもう可愛くって可愛いくって。

ヒーロー映画でも言える事ですけど、やっぱり観衆が主人公の偉業などを目撃してリアクションする場面ていうのはいいですねー、僕はもうこういうシーン大好物です!

てな感じでスパルタが始まってからはもう、熱くない場面がない!

ブレンダンの対戦相手に一人が人類最強と謳われている優勝候補筆頭の男で
もう体がデカくてとにかく強そう!!こんなん勝てるかい!!!っていう相手なのですが、この圧倒的に強大な存在である対戦相手はある意味、ブレンダンにとっては幼き日の父のメタファーのように僕には感じられました。

そして、決勝戦。

相対する二人のファイトスタイルの違いがここで更にドラマを引き立てます。そして決着の決め手となった技、まるで抱きしめているようで非常に感動的なシーンになっていて・・・・・・・何だかまた観たくなってきました!!

前半は主人公達のキャラクターや背景をしっかりと掘り下げて、
後半は貯めに貯めたカタルシスを試合の熱狂と共に解放するという
格闘技映画のテンプレな展開ではあるけれど、
非常にうまく、隙がない作りの映画になっております。
スパルタ直前のトレーニングのシーンも良くって、何だか力を充電してるように見えるんです。この地獄のトレーニングで体にパワーを貯めて貯めて試合でブワーッと解放するという。


とにかく文句の付け所が無いといった感じで
僕はメチャクチャ大好きな映画です。

もし、見た事ないのであれば、絶対に面白さは保証するので
見てみてはいかがでしょうか!!!

オススメです!!

PS. トム・ハーディの筋肉、特に僧帽筋の盛り上がりが凄いです!!コブになってます!!僧帽筋フェチな方は必見です!
Ray

Rayの感想・評価

3.8
記録
D

Dの感想・評価

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2015年、満を持して公開&ディスク解禁された隠れた有名作!
実話を基にした現代の(2011年当時)社会問題を反映させた重厚で重層的にたっぷり描いた家族ドラマであり、血肉沸き踊るリアルなガチバトルの肉弾戦。兎に角、トムハのダークヒーロー役がヤバカッコイイ、2つの人気シリーズのヴィランを演じた唯一の俳優ながら、MMFRを除けばこの役が一番だ!!(全部は観てないけど、きっとそうだ!!)
何度観ても2時間20分があっという間の総合格闘技の大イベント、男たちの戦う理由に浸れる大傑作だ!!!
くらら

くららの感想・評価

3.8
1月8日 てっちゃん 3

レスリング興味なかったけど泣いた
それぞれ背負うものがあって
何かのために戦えるってすごいことだなと思った
普通にいい映画
けどやっぱりレスリング興味なかった
K

Kの感想・評価

4.4
フォローさせていただいてる方のおすすめを鑑賞しました。"スパルタ"が始まるまでの前置きも良かったですし、始まってからはエキサイティングで息をのむ展開に画面に釘付けになりました。過去の暗闇を断ち切るかのように、兄弟がリングでそれぞれ闘う姿からラストまで目頭が熱くなり続けました。とても満足でお気に入りになりました。
naru

naruの感想・評価

4.0
終わり方のモヤモヤ感が好き
レビュー高いだけある。
めちゃめちゃ良かった!!
熱い。兄弟、父、家族、全ての愛が詰まってた

スパッと終わるから賛否はあるが、個人的にはどうなったのかは知りたかったな
[再鑑賞]


[あらすじ]
14年振りに実家に戻ったトミーは、総合格闘技大会「スパルタ」に出場するため、父にトレーナーを依頼。一方でトミーの音信不通の兄ブレンダンも、娘の病気で逼迫した家計を立て直そうと、賞金を求めてスパルタへ。こうして兄弟は奇しくもリングで再会し…(U-NEXTより)

号泣&激アツ格闘技映画。個人的には『ロッキー』を超えた。
嗚咽が漏れるほど泣いた。


[見所]
●トム・ハーディ
⇒ひたすらカッコいい。汗を流しながらリング上で荒ぶる彼の姿はとてもクール。鬼気迫る熱演と虎の目に注目。

●迫力の試合シーン
⇒後半は試合シーンがじっくり描かれているので嬉しい。
また、兄弟2人のファイティングスタイルの違いが面白い。荒々しい猛獣のごとく敵を一瞬でノックアウトするトミーと、苦しみながらも固め技で確実に勝つブレンダン。まるで2人の生き様がリング上で再現されているかのようだ。

●家族3人のドラマ
⇒過去の出来事から大きな確執のある親兄弟3人がメインの登場人物。尺は潤沢に使っているものの、敢えて必要最低限の情報しか与えない演出が良い。それにより観客の想像力を刺激する奥深い作品になっていると思う。
兄弟2人の関係はまさに「拳で語る」である。どちらにも感情移入する準備が充分に出来ており、観客は彼らの「絶対に負けられない理由」を知っている。そのため、闘いの場における男たちの不器用な有様からは痛苦や葛藤を痛いほど感じ取ってしまうし、熱くなれる。何が哀しいのか、何から許されたいのか、なぜ拳を振るうしかなかったのか、様々な激情がぶつかり合う兄弟のラストファイトとその決着は涙無しには見られない。あのタップは名シーン。
言葉では語らないラストシーンの力強さといったらない。複雑な運命を辿った兄弟が至る、単なる和解エンドとも言えない硬骨たるエンディングには咽び泣いてしまう。


鑑賞者が少ないのが本当にもったいない名作。必見。
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