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マスター・アンド・コマンダーのmiumiuのレビュー・感想・評価

3.9
舞台は19世紀、ラッセル・クロウ演じる英国海軍のカリスマ艦長ジャック・オーブリーが、神出鬼没のフランス海軍の私掠船アケロン号を追い戦う物語。アカデミー撮影賞、音響効果賞受賞ということで、海と船が舞台の戦いは迫力アリ。エンタメ寄りではなくリアルな演出。

ポール・ベタニー出演作を追いかけて鑑賞。ラッセル・クロウ演じる艦長がワンマン過ぎていまいち感情移入できない…と思ったら、最終決戦は唯一無二のリーダー! でカッコ良かった。
ポール・ベタニーは主人公の親友の軍医で博物学者マチュリン役。ワンマンな艦長に抗議したり、ガラパゴス島上陸に目を輝かせたり、幼い乗組員に優しかったり、善玉でめちゃくちゃ可愛い。ヴァイオリン弾きの艦長とのセッションも楽しい。乗組員からは演奏の評判悪いのが微笑ましいw
不慮の事故で傷を負って自ら手術の指示する演技も見もの。ベタニー、何故か賞レースに絡まないんだけど、(役選び、作品選びのせい?)良い演技してるよ。いつか大きい賞を取って評価されてほしいなあ。

中盤〜終盤で登場人物により愛着が湧いて、見返したくなる作品。
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