ルパン三世TVSP第1作
(4年ぶり再鑑賞&再レビュー)
荒唐無稽でブッ飛んだシナリオはアニメルパン三世のお約束ですが、TVSPは益々スケールアップ。
コンピューターさえあれば何だってできるんだよぉ!とでも言わんばかりに高性能なコンピューターには度肝を抜かれます。
ある種時代を感じる程の科学万能説は、一種の信仰心すら匂わせるくらいに、技術に対する夢と希望が溢れています。
展開はとてもスピーディーで、5分あれば空間をひとっ飛び!きびきびした状況変化は流石ルパンシリーズですね。
ただし、会話劇はかなりゆったりとしたもので、テンポが悪くなることもしばしば。
このスピード感のチグハグが、正直残念ではあります。
『母を訪ねて三千里』的な母と子の再会劇もありますが、そこはほんのエッセンス。
深くは考えず、ダメ出しやツッコミ、呆れと笑いでもって、馬鹿になりながら脳ミソを緩~く溶かしながら見る映画です。
さて、TVSPは計27作(2021年現在)。
残り26作、鑑賞済みであれ未鑑賞であれ、レビューするには長い道のりになりそうです。
【本作のゲストキャラ】
マイケル……コンピュータに精通するガキンチョ。母イザベルが開発したニューウィルスを手に入れれば母に会えると信じ、ルパンにニューウィルスを手に入れるよう依頼をする。
イザベル……マイケルの母。ニューウィルスの開発者。その正体は、スリーメイソンのNo.2。その美貌で五ェ門を手始めに、ルパンと次元まで骨抜きにしようとする。