くろきつ

アパルーサの決闘のくろきつのレビュー・感想・評価

アパルーサの決闘(2008年製作の映画)
3.6
雇われ保安官を生業とする凄腕のガンマンとその相棒が無法者の横暴に悩む町の保安官となり秩序を取り戻そうとする姿を描いた西部劇。

デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でも共演していたエド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンが主演の西部劇。「ポロック」で映画監督デビューを果たしたエド・ハリスの第二回監督作品。雇われ保安官をしている二人のガンマンが無法者から町を救うという話から物語は始まるが、結局は自分勝手な女とのラブストーリー的な話になってしまったのが残念。ハードボイルドな西部劇を期待してしまっていたから余計に残念だった。とはいえ西部開拓時代の再現はメイキングを見てもわかる通り良く出来ていた。西部劇を舞台にした映画を観るときにたまにあるコスプレ感が全く無かった。銃撃戦も決闘も派手すぎず淡々とした雰囲気でよかった。エド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンが相棒役というだけでも観てよかったと思う。どちらかというとエド・ハリス目当てで観たけれど8ゲージショットガンを肌身離さずに持つヴィゴ・モーテンセンもめちゃくちゃカッコよかった。キャラクター的にもヴィゴ・モーテンセンの方がカッコよかった。
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