Tラモーン

ミニオンズのTラモーンのレビュー・感想・評価

ミニオンズ(2015年製作の映画)
3.7
今日は息子が発熱で保育園お休みなので、有給取って一緒に鑑賞。
何回も観てるのにちゃんとレビュー書いてなかったので。

『怪盗グルー』シリーズのスピンオフ作品。主役よりも圧倒的に人気が出てしまった謎の黄色いキャラクター・ミニオン達の出生の謎と、如何にして彼らがグルーと出会ったかというお話。

ほとんどミニオン語で展開されてて何言ってるかわからないのに、何故だかストーリーは理解できるしめちゃくちゃテンポがよくってキッズも楽しめる。

吹き替えがめちゃくちゃキマっててスカーレット・オーバーキル役の天海祐希は天海祐希にしか見えない。オリジナルはサンドラ・ブロックが声当ててるみたいなんだけど、やっぱ役者ってすげぇよな。

そしてちょいキャラのウォルター一家の父と息子は完全にバナナマン。声優としても普通に上手い以上に見た目が完全にバナナマンなのはなんで⁉︎と笑う。

ぶっちゃけ『怪盗グルー』シリーズの本筋と比べるとストーリーは薄いので、画面の楽しさや小ネタで笑うのがこの映画の魅力。
悪党大会では若いネファリオ博士が冷凍光線を披露して、幼いグルーが興奮するという一幕も。
タイムマシンを開発したというフラックス教授の時空連動帯反応も大人のほうが笑える。

音楽もめちゃくちゃ良くてローリング・ストーンズ、キンクス、フー、ジミヘンなどなど。ちなみにスカーレットの家には盗んできたジミヘンのギターが置いてある。

60年代という舞台設定にも関わらずラストでスチュアートが披露するギターソロもヴァン・ヘイレンというタイムパラドクス的爆笑ポイントは大人になるとより楽しめる。とは言え息子は「ギターヒイテルー!」と喜んでました。

そして何よりラストが完璧。如何にしてグルーと出会ったのか、シリーズを観てる人なら間違いなくアガる終わり方。

息子は「ケビンダヨー!」とよく言ってますが、ぼくはスチュアートが一番好きかな。彼が一番ミニオンらしいくてふてぶてしさが可愛い。

ちなみに主役のケビン、スチュアート、ボブは本筋シリーズのマーゴ、イディス、アグネスの三姉妹をそのままミニオンに落とし込んだらしいですよ🍌
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