あきしげ

アイ・フランケンシュタインのあきしげのレビュー・感想・評価

2.0
フランケンシュタインの怪物。
世界三大怪物の一角を担う、
怪力と巨躯、幼い感情と電気。

原作は19世紀末に出版。
現在でも多くの作品に登場して、
存在感を与えてくれます。

本作の設定はピカイチと言える。

・フランケンシュタインの怪物に名前。
「あなたに相応しい名前がある。アダム」
勝手に名付けられるも気に入った模様。

・天使と悪魔がずっと戦争中である。
「あなたがなぜ狙われるか知りたい」
次の瞬間には犬のように捕まえます。
「私は友人です。二度と指図しない」
鮮やかに裏切ったのに手のひら返し。
「目的のモノが手に入ったら殺して」
どっちが悪魔なのか疑う天使の言動。

・アダムの能力は人間より高い身体能力。
年を取らないけど、普通にケガはします。
「それは飾り気がない扱いにくい棒だ」
本作の主人公は2本の棒を武器とします。
あまりにもダサすぎて途中で武器を変更。

アーロン・エッカートは悪くなかった。
主人公をやる雰囲気だけどいつも微妙。
今回は悪魔みたいな天使に利用される。

天使側の女王で神の使いと自称する自警団。
なぜか石像の怪物が天使側に味方している。
ガーゴイルである彼らは人間から変身する。
どう見ても悪魔にしか見えない姿形である。
その能力は変身し空を自由自在に飛びます。

ミランダ・オットーが女王を演じる。
相変わらず瞳孔の開いた視線は強烈。
裏切りまくる女王として充分でした。

一方で悪魔たちはどう見てもゴブリン。
人間の顔が燃えて本来の姿になります。
みんな黒いスーツを着ているけど弱い。
その能力は人海戦術と研究する資金力。
あまりにもダサいのでやられる役だけ。

悪魔のリーダーにはビル・ナイ。
やっぱり悪役が似合っています。
悪魔の姿はあまりにもブサイク。

いくら神に認められていないからって、
天使がアダムをバカにするような態度、
でも、彼に頼る身勝手さを笑う作品だ。

孤高に生きるアダムはカッコいいはず。
それを感じさせない周囲の方々の言動。
設定だけはピカイチで内容は残念です。
さすが『アンダーワールド』の脚本家。
設定だけは練ってストーリーは二の次。
キャラクター像はいいけど中身はダメ。
設定だけに全力を出してしまった作品。

これをベースにちゃんとした物語を作る。
まだプリプロダクションの段階なのです。
そう思えば、本作は大きな可能性がある。
リメイク的な事をすると化ける作品です。
もちろん、ちゃんとした監督と脚本家で。

RE-94