ルーキーズというよりウシジマくん。
愛すべきバカというより救いようのないバカ。
しかしながら、批判することはできない。
ホームレス理事長は懸命に生きている。
何が彼をそこまで突き動かすかのエビデンスが登場しないのがモヤモヤする原因な気はする。
今作で顕著なのは、カメラを向けることで対象者が過剰に演技をしているようにとれる点にある。
あの土下座のシーンは特にそれを感じた。
長期取材されている以上、団体を潰すわけにはいかない。そんな意識が働いての行動が多少なりとあったように思える。
その点が良いか悪いかは論じられない。
カメラの影響力を感じた作品となった。
ナレーションがなかったのは素晴らしい。
池村監督も強烈。
彼自身も救いを求めて指導者の立場にいるように感じられた。
張り手強烈すぎる。
テレビドキュメンタリーらしく、綺麗にまとめられた感はあるが、実際部員たちが成長したことも間違いない。
最後のエンドロールで驚愕したあと、救われた。
現在のみんなの姿を見てみたい。
ご冥福をお祈りします。
