無花果

リトル・フォレスト 夏・秋の無花果のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

都会の秒針の音より澄んだ空気の音を聞いて生きたいってずっと思ってた だけど田舎暮らしがしてみたいなんて軽はずみに言えないな きっと不自由なく暮らせてる今に慣れてしまってる自分には「絶対つらくなると思うよ、暮らしは」と言われたこと、そんなに甘えて生きている自分が悔しいと思っていてなぜかどこかで疑って飲み込めずにいたその言葉が今作を観て深く刺さったし痛感した、わたしはこれっぽちも何もできない

はじめて合鴨を調理した日、しばらく袋に入れて抱いて歩き回った、思っていたより重く感じた、あのシーンで涙が滲んだのは命の重みだったな
もっと自然の生命に感謝したり、無駄なものそぎ落としてシンプルな心を持ちたい
この映画、橋本愛を起用したの正解すぎる、ほとばしる生命力のみずみずしさ