ねぎお

リトル・フォレスト 夏・秋のねぎおのレビュー・感想・評価

4.9
いろいろバタバタと追いつけないほどに通り過ぎていく時間に、今そこでため息をついているあなた!どうぞリトルフォレストご覧ください!!
Netflixにもありますよ。

今わたしに必要な作品でした!
生活音、料理の音、音楽が素晴らしくって、よかったらヘッドホンで鑑賞してください。

岩手県奥州市で撮影される日常。
いや知ってますよ、そりゃ。たぶん橋本愛さんも松岡茉優さんも東京にいて、これは単なる撮影なんでしょ。でもなぜだろう?不思議と日々暮らしているように思えてくる。

特に橋本愛さんについてはものすごく嵌っている感じ。
実は「あまちゃん」「告白」その他で演技を心配していたんですが、そこに行けば会えそうなレベルのありのまま感がいい!つまり他の監督が気づかなかった彼女の素敵な部分を、このROBOTの森 淳一さんは見抜き、引きだしたってことですね。

松岡茉優さんに思うことを正直に言うと、うーん、すごく勇気のある人ですね。わたしが松岡さんのことを好きな気持ちは一層高まりましたが、お話の都合上おそらくかんっっぜんなすっぴんでお出になられていて、最初誰だか気づきませんでした。お化粧で化けるタイプの方だと知りました。・・でも大好きな役者さんですよ。大丈夫です。

構成がまた上手で、まったく急がずに、日常に絡めて料理がひとつずつ紹介されます。
まあ美味しそうなんだよなあ。クルミごはんもそう、ジャムもパンもあけびも!筋を取るひと手間なんて知らなかったよ!鴨はちょっと泣きそうでしたけど、そういうことなんですよね。

実は作品中にこんなセリフが出てきます。
「他人に殺させといて殺し方に文句付けるような人生は送りたくない」
ひとつの理がありますよね。
今の人間の飽食は多大な犠牲の上に成り立っているわけで。
ここの生活はそういう意味でも人間本来的な生活です。夜のシーンのリアルはまさに獣や虫たちと共存していることを示しています。

さあ次は冬と春。