第34回東京国際映画祭まで、あと30日!
先日行われた東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見にて、今年のフェスティバル・アンバサダーを、女優の橋本愛さんが務めることが発表されました。
ということで今回は、橋本愛さんが主演のこちらの『リトル・フォレスト 冬・春』についてレビューを書かせて頂きます!
【レビュー】
『リトル・フォレスト 冬・春』は、『リトル・フォレスト 夏・秋』の続きから物語が始まります。
舞台は東北にある小さな集落・小森。橋本愛演じる主人公いち子は、この集落でたくましく自給自足の生活をしています。
前編以上に、橋本愛演じる主人公いち子自身の過去や、心情が明らかにされるため、物語としてもとても厚みのある作品となっていました。とはいえ、前編同様に小森の風景や、毎日の食事シーンなどの魅力は健在です!
そして、本作でとても印象に残ったことが、冬という季節の過酷さです。集落はあたり一面分厚い雪に覆われるため、移動が大変になり、作物も育ちません。
とは言っても、小森の人々の表情からその過酷さが伝わってくるわけではありません。それは、しっかりとこの冬に備えて準備をしているからです。それも、冬が明けた春から準備を始めているというのだから驚きました。
小森に暮らす人々が当然のように冬の過酷な環境でも生活できるのは、沢山の経験から培われた知識と、先を読み、その先に備える計画性や、それを持続させる継続力があるからです。
人里離れたところで暮らしてみたいと、憧れを抱くこともありますが、生半可な気持ちでは、生活を安定させることはできないということを学びました。また、簡単じゃないからこそ、自然と共存しながら生きることに大きな充実感があるのではないかと思いました。
《鑑賞者:たくみ》
今後フィルマークスでは東京国際映画祭に絡んだ投稿を多くしていきますので、どうぞ楽しんでご覧ください。
🎥第34回東京国際映画祭
|開催期間:10/30(土)〜11/8(月)
|場所:日比谷・有楽町・銀座地区
|チケット発売開始日:10/23(土)
また、学生応援団が運営している各種SNSでも映画祭に関する様々な情報を発信していきますので、こちらも是非チェックしてみてください。
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