絶狼シリーズ後編。今回も零=絶狼をカッコよく映すことに注力した作品。あと梨里杏の映すアングルにも(笑)
唐突に脱いだり無駄に走ったり零を演じる藤田玲のサービスシーン多め。その割にはアクションもCGも控えめだな...と思っていたら最終決戦で見事にやってくれた。こんな絶狼が見たかった。
ホラーと人間の共存という要素はあくまでストーリーを転がす要素にすぎず、真のテーマは「人間は他者のために自分を犠牲にできるか」。敵のコミュニティの思想と、魔戒騎士としての職務とを上手く重ねた脚本はさすが小林靖子だった。
気になったのはカインのキャラ造形。チャラい言動の零に対して更にチャラいキャラを配置するのは面白い試みだったが最後まで好感が持てなかったなぁ。