ゆきの

スイートプールサイドのゆきののレビュー・感想・評価

スイートプールサイド(2014年製作の映画)
3.1
不思議な性春物語
毛が生えない事に悩む太田君と
剛毛に悩む後藤さん。

ねぇ太田くん…わたしの毛を剃って…

毛が無いコンプレックスと
毛があり過ぎるコンプレックス

思春期って自分の至る所が
コンプレックスになりがちで
それが例え個性だと言われても
嫌で嫌で仕方ない時ってあって

でも、毛をコンプレックスにした
作品ってとても斬新で面白い。

毛を剃る所は生々しい場面なんだけど
なんだか思わず見とれてしまう
太田くんにとってはそれは
性の目覚めであった。
そして同時に
後藤さんのコンプレックスを
払拭させて行くという快感もあったように見える。

あんなみずみずしくて
でもどこにでもいそうな2人

妄想力で突っ走れるパワーと
好きって気持ちと
コンプレックスに押しつぶされそうな気持ち
いろんな気持ちが彼らを行動させて
ぶつかり合って、
人間を丸裸にしたように動く太田くんに
あぁ羨ましいなぁと羨望の目で見てしまうわけです。

須賀健太くんの演技は素晴らしい
素晴らしくて、気持ち悪さしか
感じ得ませんでした笑
ゆきの

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