土竜林檎

ヴィオレッタの土竜林檎のレビュー・感想・評価

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
3.8
ある日、写真家の母親が娘の写真集を出した。
その写真集はヨーロッパ中で話題となり議論を呼んだ。
そして、その娘が大人になり撮ったのが本作品。ヴィオレッタである。
これはいわゆる監督自身の自伝的映画なので、こういったことがあったんだなぁと思いながら観るのをお勧めします(気になるなら鏡の神殿やEVAで検索すると詳しい情報や写真が出てきます。)
ストーリー
ヴィオレッタは祖母と二人で暮らしていた。そんなある日、家を出ていった売れない写真家の母がモデルをしてみないか?と言われヴィオレッタは嬉しくてモデルになるのだが、売れるにつれ徐々に要求はエスカレートになって....という話です。
この映画の魅力はやはり主役のヴィオレッタである。
とても可愛らしくて美しく、その中に色気があって素晴らしい。
これは母が写真を撮りたくなる気持ちもわかる(かといって娘の意見を聞かずにヌードを撮るのは如何なものなのか?)
その後徐々にヴィオレッタが少女から大人になる過程は観てて少し悲しい気持ちになった。
母親が写真なんか撮らなければきっと可愛らしいまま成長してたのにと思い、ヴィオレッタが母親を恨むのも無理はない。
最後ら辺に少し胸糞悪い描写がありますが、全体的にお洒落で主人公に感情移入しやすいのでオススメです。
土竜林檎

土竜林檎