Lily

ヴィオレッタのLilyのレビュー・感想・評価

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
4.0
美しかった、画が美しい。さすがフランス映画だ。
中身は非常に悲しい物語。
母への愛と、心の暴力の対比。。。。

つらいもの。母自身がまず可哀想で愛をどう伝えるかわからないからこそ、ヴィオレッタにあのように接してしまう。
きっとこれは、ヴィオレッタが赤ちゃんを産んで子供を育てるときにきっと、、、続いてしまうのだろう。

これは、実際あった話で、実際に写真集があり、今でもその写真は残っている。完全にポルノ問題だけど、ずっと残るんだ。この物語から考えることはものすごく多い。これをよく映画化したし、そりゃあアウトってした国、映画館たくさんあるはずだ。でも、リアリティ度が高いし、誰もが観るべき作品だと思った。
母は、ヴィオレッタを愛してる。それはわかる。でも愛し方が違う。そして娘の美貌が羨ましいの。
お婆さまが亡くなりさらに孤独になったヴィオレッタは精神が狂い始める。彼女には愛が必要なの。愛が彼女を救うはず。だから、だれか、良い人が見つかれ!と思った。
あとは、一回世の中にでたものは、収集つかないってこと。これは、現社会でも言えることだし、この映画をみて、現実社会のエヴァについて調べたら、よくわかるだろう。ネット社会の今、もっと注目すべき映画だと思う。
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