トシオ88

リスボンに誘われてのトシオ88のレビュー・感想・評価

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)
3.4
冬のスイス🇨🇭ベルン(確か市内に🐻熊牧場あり)にてニューヨーク🗽でのテロリストを辞めて😆今は学校教師を務めるジェレミー・アイアンズ。
街に流れるアーレ川に投身しようとする若い女性を救うシーンから始まる物語。救った後、姿を消した彼女が残した一冊の本を巡って列車🚃でその日のうちにリスボンまで移動!そしてその一冊の本を巡る1人の女と3人の男の、ポルトガル🇵🇹独裁政権時代の暗渠が明らかになっていく…。
いきなりベルンから平日の昼間、学校を飛び出してICEに飛び乗りリスボンまで行くジェレミーの行動力には驚かされるけど、ストーリーは丹念に物語を積み重ねていく大人向けのサスペンスストーリー。
過去のシーンも当時を忠実に再現していて、丁寧に作り込まれている。本に書かれた抽象的な散文を時々、読み上げる演出が心地よい。フルサスペンスではないけれど、クリストファー・リー、そしてシャーロット・ランプリングら重厚な脇役が物語を支える中で、枯れた感じのジェレミーが渋い役柄を好演😃。そしてメラニー・ローランの美貌が際立つ演出。趣深いエンディングを迎える…☺️
ゆったりとした週末の深夜にちょうど良い佳作です🎬😃。
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