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TATARI タタリ/呪いの館のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

TATARI タタリ/呪いの館(2007年製作の映画)
3.2
『こんな映画の続編は… だろう運転ならぬ、だろう未鑑賞。その思い込みが禁物q(*゚ε´*)』

監督交代!続投キャスト無し!中途半端な製作タイミング!この3拍子が揃ったら、まずハズレと思うのが映画の常。ただ、それは映画が好きだからこその思い込みの場合もあるようで…

『今回は前よりシリアスだよ!』というホラーにおけるガチ感が感じられるオープニング。クレジットは『ドーン·オブ·ザ·デッド』に着想か?でも良い感じ(’-’*)

まず、前作で生き残った“誰かさん”が死んじゃいます(笑)なんという前作を邪険にする展開!しかも、あれ?前作の生き残りって?まぁ、いいや気にしません(^∀^;)その誰かさんの妹アリエルが、その死の真相を探るとそこに関わる精神病院と像の存在が明らかに!像って?ひどい後付け感…その像が病院に残っていて、さらに骨董品として値打ちがある事から金儲けを企む一味に脅され、アリエルは一緒に病院に行く事に。そしたら案の定、前作同様館に閉じ込められます。呪いを解かないと出られないらしい!前はそんな事言ってなかったのに…。一味より先に像を見つけ処分しようと奮闘するアリエル。だが、そんな彼らに亡霊たちが襲いかかってきて…

と、後乗せサクサク感全開のストーリー。ただ、悪党一味がいる分、人が死ぬ死ぬ(^∇^)その殺られ方のバリエーションが豊富で、四方から引っ張られの八つ裂きやら、重たいものでグシャンやら、さながら『ファイナル·デスティネーション』状態!さらに80分の尺ながら見せ場が充実していて、それだけでも満足感。なんて安い男(*´-`)

とはいえ、この映画突っ込みどころは満載!悪党と形勢逆転するとことかは、せっかく捕まえた悪党が自由すぎて「ほら、言わんこっちゃない…」って感じになったり、霊なのにあくまでも徒歩レベルでしか追ってこないのは逆の意味で都合よく描いてない?って感じだったり。

そうだとしても、何より映画は面白く観れたらそんなにうれしいことはない!全編ホラーを望む人には微妙かもだけど、ミステリー映画的な後半の展開はそれはそれで楽しめたし、タンク型水槽のシーンなんかは『サイレントヒル』のナースに近い緊張感があった。火葬場のシーンは『ハムナプトラ3』のミイラみたいで嫌いじゃない(゚∀゚)と、気付けばなかなか楽しんでるぞ自分(。ゝω・)ゞそして、今回うれしいのは、続編にしてやっと本気出してきたぞ感たっぷりなマッドドクターバナカット!途中途中での活躍もさることながら最後に立ちはだかるそのラスボス感が最高だったぜバナカット( ≧∀≦)ノ

あと、もうひとつのお楽しみは監督の趣味なのか、主人公だけじゃなく敵やさらには幽霊まで美人さんやグラマラスなお姉さまばっかりなトコ(’-’*)特に主人公アリエルを演じたアマンダ・リゲッティいい!この肉感的ビューティーは『テキサス·チェーンソー』のジェシカ・ビール以来ではないか?個人的には越えたかも!?初めて知ったつもりがリブート版『13日の金曜日』に出てる。映画館で観たのに覚えてないぞ、オレ!その理由だけで、あの駄作を観るのかぁ…はぁ~(-ω-。)まぁ、でもそれもありだな☆
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