四畳半

紙の月の四畳半のレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
4.6
自宅で鑑賞

超絶大傑作!やっぱり吉田大八監督は大好き!
施されるより施す人でありたいという欲望の行き過ぎた独善性は、結局は鈍感で自分勝手な旦那と同じではないのか。
たとえ偽物でもこの社会はお互いの信頼関係で成り立ってるし、自由に見えてもその自由すらも偽物でしかない。

90年代のトレンディードラマ風な池松壮亮との不倫シーンと、ゴリゴリ現代的で格好良い横領シーンのギャップに飽きるシーンがひとつもない。
宮沢りえ主演だからこその見た目の説得力もバッチリで完璧な作品ではないか。
四畳半

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