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紙の月のmovie94のネタバレレビュー・内容・結末

紙の月(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

邦画映画賞29冠 サスペンス大作
後で返すつもりだった…
ごく普通の女性行員が
魔が差して借りたお金
それが巨額横領事件の幕開けだった…

銀行の契約社員として
外回りの仕事をしている梅澤梨花
丁寧な仕事ぶりが高く評価され
顧客からも信頼されていた

何不自由なく過ごしてるように見える
彼女だが
自分に関心を持たない夫
正文との関係に不安を抱えていた

ある日
営業のため平林という老人の家を訪ねる
丁寧に利息の説明をし
話を親身になって聞く梨花を気に入った
融資を買うことに決めた
訪問した家で孫の平林光太と出会う

会社に戻り報告をすると
何度も営業に失敗していた平林から
契約を取った梨花は
上司からの評価もさらに高くなった

契約を取った記念に
夫とお揃いの時計を購入し
プレゼントするが
あまり喜んでもらえなかった

ある夜
飲み会からの帰り道で
光太と駅の改札ですれ違う
梨花の美しい横顔が忘れられず
ホームまで追いかけるが
それ以上は追わなかった

しかし
後日再び駅のホームで偶然出会った2人
無言のままホテルに向かった

そんな中
正文の上海への転勤が決まり
梨花についてきてほしいと伝えるが
仕事が忙しいと断ってしまう

夫の海外転勤中に
光太との関係に溺れていく梨花

定期預金のため平林の家を訪れると
孫の光太に大学の学費150万の借金が
あることを聞かされる

光太のために
どうかにかお金を手に入れようと
顧客の金に手を付ける梨花だったが…

原作
#角田光代
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