NAOKI

紙の月のNAOKIのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
3.7
時々…自分が犯罪を犯して追われている夢を見る。

殺人者だったり窃盗犯だったり…追い詰められていく自分をまるで映画のように客観的に眺めているような不思議な夢…

心理学をかじった友人に言わせると何かしら隠し事とか心にやましいことがあるか…そうなることを極度に恐れている潜在意識の表れだと言う。

そんな夢みたいな映画だと思った。金融機関で働き大金を着服していく。
そうなっていく過程が実にリアルに描かれる。主人公はおれみたいなおっさんではなく…宮沢りえだけど…宮沢りえ…ゾクッとするような顔を見せてくれます。

大好きなんですよ吉田大八監督…桐島にすっかりはまったおれをまた巧みに外してくる!
最初あれ?っと思わせといてえらいとこに着地させる…「美しい星」も「羊の木」もそうだった。

面白い!

大島優子もやっぱり演技上手いなぁ…

だけど実はこの映画のもっともすごいところは小林聡美だったりする!

ガラスを割ったときの顔!

証拠が上がってもうダメだ~💦
汗ビッショリで飛び起きる!
そんなとき…現実では自分が何も犯罪を犯していないよな?って一生懸命確認します😁💦
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