吉田大八先生作品だから絶対観るのは確定していたんやが、どうにも宮沢りえさんのご尊顔が生理的に好かんくて随分と月日が経ったがようやく視聴。
いや〜
個人的にタイムリーなテーマだったなあ。
横領にのめり込む経緯もそうだが、そもそもの根底として、彼女にとっての“与える幸せ”が結局のところ自身が満たされるかどうか っつうのがもうそれよそれ！案件。
さらにシスターと小林聡美に諭されても全く噛み合わない様。
とんでもねえ。
そんな彼女にとって、池松くんの反応はさぞ可愛くて満たされたであろう。(なお期待を裏切らない池松クズブランド健在の模様)
そして今の社会構造に生を受けた僕たちは小林聡美に対してグローリアせねばならんやろ。
一番縛られて一番不自由で面白みがないと評価されることもそりゃあるだろうが、一番強いのはこの人だろ。
大島優子になれなかった者たちはみんなで小林聡美になろうな。
お兄さんとの約束だぞ？
改めてすげえなこの監督と思いつつ、配役もピンズドだったなあと感嘆しつつ、しかしどうしても宮沢りえ(覚醒)に対してもエロスを見出せない僕の目に落胆しつつ、総じて良かったです、はい。
