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紙の月のはのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
4.6
すごく面白かった!
ホームの階段降りてくるシーンがものすごくエロくてグッと来た!
自分は割と映画でのエロ描写好きじゃないというか、余計に感じて割とめんどくさいと思ってしまうところがあるのだが、直接的でなく情景だけでここまでのエロを感じさせられたのはものすごく良い!
単に場つなぎ的だったり、話題作りに感じるような取ってつけた感のエロが嫌いだったんだな。
(ホラー映画の取ってつけたエロは好きです)
あのシーンすげー最高。

宮沢りえが最初から最後まで、変わらないトーンなのも好み。
表面だけのことでなく、多分この人は最初から最後まで全く変わってないんだろうなあって。
単純に欲に目がくらんでの転落劇ではなくて、自分という異物を思うままに行動させてみた感。
犯罪者が身勝手な心情を吐露するような場面て、普通だとイラついて終わってしまうものなんだけど、この映画に限っては感情が入って来て切なくなってしまった。
表面的に普通にも振る舞えるし普通にも生活できるんだけど、感じ方が少しずれているせいでずっと孤独で一人だったんだろうなっていう。
すっごく好きだーこれ。
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