同監督の「グランドフィナーレ」が好きだが、本作は見逃したままで本日ようやく鑑賞。
誰にでもお勧め出来る作品では無いが、観て良かったと思う。
主人公は30年間何も書けずにいる著名なジャーナリストである。変わりゆくローマを嘆いている。
映像・音楽が美しい。ローマの街を歩いている時、知人とのパーティ・豪華な自宅・教会・クラブの中・・等々で流れる音楽、場面の切り替えを楽しんだ。
後半、とりわけラスト15分くらいのシーンが映像ともに美しく興味深い。
以下、ラストについて全くの個人的感想。
「この世の全てを見てしまったように思うのはまだ早い。この世には信じられないようなことも起こるし、美しいものはまだまだある(嘆いてばかりいる場合じゃないわよ)。」と背中を押された気がした。
シスターの笑顔と「根っこは大切よ」という台詞が好きだ。