kazu1961

グレート・ビューティー/追憶のローマのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.4
▪️Title : 「グレート・ビューティー 追憶のローマ」
Original Title :「La grande bellezza」
▪️Release Date:2014/08/23
▪️Production Country:イタリア・フランス
🏆Main Awards :
第86回アカデミー賞 国際長編映画賞
第71回ゴールデングローブ賞 外国語映画賞
🕰Running Time:141分
▪️Appreciation Record :2020-279 再鑑賞
▪️My Review
映画評論家の方々は絶賛の作品なんですね。。。これ以上ないローマの美しさと絢爛と退廃感を映像と見事にマッチした音楽で描いています。しかしながら主人公の歩んできた“人生”への問いかけ、テーマは深いからかもう一つ心に響いてきませんでした。
とにかく“ローマ”をこれだけ美しくかつリアリティを持って描いた作品はわたしは知りません。
映像のいたるところに現れるシンメトリーの構図
はとても美しく、そして儚く感じます。さらに音楽と映像のマッチングのさせ方がすごくオシャレです。
ストーリー、主人公ジェップが振り返り、さまよう人生、愛と喪失、権力と虚栄が交差するそんな人生賛歌なんでしょうね。結局は老いるというのは一大スペクタル。この映画は人生と同じように、過剰で皮肉で残酷で痛々しく、時々無暗に美しいものです(この辺りの深さ、メッセージが掴みきれませんでした。。。)。
名優トニ・セルヴィッロの演技は素晴らしく、とてもファッショナブルで、この愛と美をめぐる冒険にふさわしい俳優です。
本作、『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』などのパオロ・ソレンティーノが、ローマを舞台に60代の作家の派手な生活と心の喪失を描くヒューマン・ドラマです。優雅な生活を満喫してきた主人公が、忘れられない女性が亡くなったことをきっかけに、ローマの街をさまよいながら人生について考える様子をつづっています。これは、ソレンティーノ監督が、イタリアでこの国の特権階級の考察を行い、ローマの文化的エリートに光を当てたかったんですね。主演は、『ゴモラ』『眠れる美女』などのトニ・セルヴィッロ。2013年から2014年にかけて賞レースを駆け巡り、第71回ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞を受賞しました。
物語は。。。
作家兼ジャーナリストのジェップ・ガンバルデッラ(トニ・セルヴィッロ)は、65歳ではあるが若さに満ちあふれ、発想力豊かで、派手な生活を楽しむ一方、セレブの集いに言いようのないむなしさ感じていました。ある日、ジェップのもとに初恋の女性が死んだという知らせが届きます。ジェップは喪失感を抱えながら、どこか暗い雰囲気が漂うローマの街をふらふらと歩きますが。。。

▪️Overview
カンヌ映画祭審査員賞受賞作「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」で知られるイタリアのパオロ・ソレンティーノ監督が、「偉大な美」を求めてさまよう初老の作家の姿を描いたドラマ。ローマでは毎夜、テレビスターやアーティスト、モデル、プロデューサーなどのセレブが集まりパーティが繰り広げられている。65歳の作家でジャーナリストのジェップ・ガンバルデッラは、そんなセレブコミュニティの有名人だが、連日の狂騒に嫌気を感じつつあった。そしてある日、初恋相手だった女性の訃報を聞き、心に大きな穴があいたような虚無感にとらわれたジェップは、人生の価値を求めてローマの街をさまよう。主演はソレンティーノ作品常連のトニ・セルビッロ。2013年カンヌ映画祭コンペティション部門出品、ヨーロッパ映画賞作品賞受賞など高い評価を受け、第86回アカデミー賞では外国語映画賞も受賞した。(引用:映画.com)

出演は、トニ・セルヴィッロ、カルロ・ヴェルドーネ、サブリナ・フェリッリなど。
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