ハミングバード

セキ☆ララのハミングバードのレビュー・感想・評価

セキ☆ララ(2006年製作の映画)
3.5
AVとロマンポルノの境界線が曖昧な時代が確かに存在したが、この監督はそのポジションに居場所を見付けたのだろう。赤裸々なセックス映像の向こうには常に貧困と病と差別が存在し、本当は視聴者や観客は昔から知っていてそれを観ていたに違いない。だから彼らが用意したものは、宇宙企画の様に美形アイドルでは無く企画物女優の日常的な姿で特に意味もなく揃った人達全員が在日や外人であっただけで決して偶然ではない。安達やバクシーシや豊田やカンパニーなどはそういった日常的なエロスを映像化してみせたが、インターネット動画にその役目を譲りながらこういった監督はもう出てこないだろうなぁとか少し残念な気持ちになったりして鑑賞を終えたが既にこの作品が撮られて10年以上も経っていることに気が付いた。
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