しゃおりん

カラスの飼育のしゃおりんのレビュー・感想・評価

カラスの飼育(1975年製作の映画)
3.1
(暗くて見えづらいシーンが多々あるので光の加減にご注意)
まず、観終わって思ったのがこのカラスの飼育っていうタイトルの意味。べつにカラスは出てこないし主人公のアナが誰かに飼育されてるような感じでもない。気になったので調べてみたところ、スペイン語には"Cría cuervos y te sacarán los ojos"という諺があるそうで、飼い犬に手を噛まれる的な意味なんだそう…。なるほど。

幼くして人の死や欲望みたいなものをたくさん見てきたからかな、三姉妹の中でもひときわ「子どもらしさ」を欠いているアナ。おままごとなんて夫婦間のドロドロをそのまま演技してて笑ってしまった。それが現実に基づいたものってわかった時はあああ…ってなったけど。
あんなに幼いのにMe quiero morirって、なんだか気の毒になってしまった。大好きなお母さんの幻覚が見えるのだけれどお母さんは病気やお父さんのせいでなんだかいつも辛そう。きっとアナにとってお母さん以外の人なんて汚い汚い死んでほしい人間でしかなかったんだろうなあ。
ところで時々出てくる冷蔵庫の鶏の足は一体なんの表象だったのでしょう。