Hiroco

みんなのための資本論のHirocoのレビュー・感想・評価

みんなのための資本論(2013年製作の映画)
3.8
「保守派、リベラル派とかは問題じゃない。資本主義の話をしよう。」
論議の的となったピケティの格差社会問題について取り上げた、今見るべき面白い題材である。
あんな分厚い本は読めないし、“5分で分かる”類も、よく分からなかった私がみるにはピッタリかなと(笑)
ストーリーテラーである経済学者ロバートさんの巧みなトークがこれまた面白く分かりやすい。
「とりあえず、この社会システムを一旦認めた上で、落ち着いて考えよう!見る角度次第だからね!」って終始諭される。アメリカのものさしで話が進むので、これを日本版で作って欲しいな〜と切に願う。

映画というは、作り手の思想が入り感情移入するものだが、本作はそれが無い。
無いというのは言いすぎだが、様々な立ち位置の人が見れるように、丁寧に分析し、私達を冷静にさせるので、とても好感を持てた。自己啓発とは違う、TED系映画というジャンルっていうのももっと増えてもいいな〜と思う。

所得の話から政治の話、豊かさとはナンなのだろう?と新しい発見もあり、日々ニュースに出てくるアメリカを見ては、この劇中の映像を思い出したりするので、よい刺激になった。

iPhoneの売上金を一番多くもらう国は?の回答に劇場内がざわついた(笑)