私が、前編で感じたムカムカは正しかったようだ。
ところで、ちょっと前に観た『グッド・ライ』を思い出した。
アメリカに移住してきたスーダン難民は、仲間のために自分を犠牲にし、良い嘘をついていた。
彼はしれーっとやっていたけれど、これってかなり凄いことだよなと思った。
普通、嘘って自分のことを守ったり、自分の利益のためにつくもんだし。
人として正しくあることって、かなり大変なことだなと改めて思った。
ソロモンの登場人物たちは、正しくあるためにかなりもがいていた。もう心は血だらけだ。
そこまでしなければ、正しくいられないこともある。
でも、あのロストボーイは、しれーっとやってた。本当に凄いやつだったんだな。
ところで、学校法廷を学生がやってる感が出てたとこは良かったな。
良い意味で、シロートっぽく、周りもどこか真剣味にかける人々がチラホラ混ざってたとこがリアルに感じられた。
学祭の出し物としてみると、かなり質が高い作品だなと思えます。