進藤先生

ソロモンの偽証 後篇・裁判の進藤先生のレビュー・感想・評価

3.5
①藤野涼子さんの演技には何度も魅せられたが、樹理に裏切られた時の涙は素晴らしい!

②結末までに数々のエピソードが終結していくが、津崎元校長と森内元担任教師のエピソードは小日向さんと黒木さんの流石の演技も含め感動。

しかしこの物語は松子の存在が大きく、新たに明かされた事実など心を打たれた。

③この作品は出演している学生たちと同世代の人たちに向けた「生きる」ことへのメッセージが大きいと思うが、大人たちにも訴えることが多い気がする。

私には
「見て見ぬ振りをせず、強く生きろ」
と感じた。

個人的に評価が難しく前後篇合わせて5分の4までは良かったが終盤失速。
でも周りの学生らしき子たちからはすすり泣く声が聞こえてきたので何か感じたのではないのかな。


👇2019年追記

二度目もネタバレサイトを見てもイマイチしっくりこない^_^;

ソロモンとは、賢い裁きをする人の象徴、知恵の象徴と言われる旧約聖書の『列王記』に登場する古代イスラエルの第3代の王のこと。

偽証とは、法廷などで法律に従って宣誓した証人・鑑定人・通訳が虚偽の陳述をすること。

原作者の宮部みゆき云く、
「敢えて説明してしまうなら、そうですね、最も知恵あるものが嘘をついている。最も権力を持つものが嘘をついている。この場合は学校組織とか、社会がと言ってもいいかもしれません。あるいは、最も正しいことをしようとするものが嘘をついている、ということでしょう。」

????


2015/4/11 TOHOシネマズ上大岡✍️
2019/5/4 CS
進藤先生

進藤先生