前編に引き続き後編でも過剰な演出は顔を出す。しかも大切なポイントで出てきやがる。
盛り上がって話に夢中になってきたところでバタン。個人的にはあれがどっちゃらけで気分だだ下がりでした。
凄く良いテーマの映画なのに、最後の締めもなんかゆる〜くなっているところも×
良いところとしては松子の存在感がかなり際立って◎前編の家族団欒の風景が、松子の人格形成に大きく影響を与えた事を暗示させてくれる。
逆にいえば自殺した柏木がなんであんな性格になったかが全く描かれていない。
柏木の人格形成におい家庭環境がどんな影響を与えたのかをうまく描ければ、
陽/松子>>>>>陰/三宅>>>>>極陰/柏木
という光と影がもっと浮き彫りになり、子供にとって両親がどれだけ大事かというもう一つのテーマを打ち出せたのではないかと思います。
前編で無駄なカットを入れるのであれば、腐った人間になってしまった柏木の家庭での描写に時間を費やすべきだと思いました。
原作の意図が偽善に対しての裁きって事なんだろうなって感じられ、ミステリー女王らしく凄くいいところついてくるなと感心。
ただ中学生の話ではあるが、中学生に観てもらいたいかっていうとかなりむずい。
人を助けるという事は良い事ではあるけど、助けれなかった事に対してそこまで背負いこむ事もないだろうって思う。
背負いこむ事によって青春を謳歌出来ないのであれば、正義なんていらねぇ〜んじゃないかと俺は感じました。
うまく言えないけど精神的R18指定作品(笑)
こしが足りなくプチプチきれる讃岐うどん。