タラちゃんが褒めてると最近警戒するようになってきたんですけど、コレ、なんかめっちゃ好き♪
世紀末バイオレンスを土台としながら
映像が物語り
映像が裏付けし
映像がすべての理由となっていく
これぞ「映画!」な映画を観た気分♪
そこに立ってるだけで素晴らしい役者ガイ・ピアースが、薄汚れて、しかもハゲ散らかした風貌であるにも関わらず、無法化した大地に佇む1人の男としての、生きザマと哀愁と覚悟!これいかにっ!
挙動不審なロバート・パティンソンがまたナイス♪(ジャケ写がひたすら白目に見える!爆)
とにかくワケありな2人なんですね
その「ワケ」をボカせながら
荒廃した世紀末という設定に、登場人物が恐ろしく根付いているおかげで、「車返せや!オラー」っていう極シンプルな道筋が、こんなにもエモーショナルにこちらに迫ってくるんですな~!
つまり、ここは
ワケあり、でないと生き残れない世界
そして、その「ワケ」とは、「誰かの死」なのだ
殺らねば、殺られる
自分が生きるためには、誰かの死が必要で
しかも、「自分の命が侵される」ギリギリの境界線を見極める作業を続けながら、その緊張感を持続したままで物語は続いていくんですね・・・
主人公の死生観をチラつかせつつ、自分を捨てた兄に対する葛藤と、緊張の糸が限界まで張り詰める終盤、それから「車を追う意味」が残す最後の余韻が、あまりにあまりに重く響くぜ、コノヤロ~
ちなみに、こんな男クサい荒野バイオレンスを撮ったのは、女性の撮影監督さん(しかも美人)で、次回の撮影作はレフン監督の新作なんですってよ~♪
結構深みのある現代版西部劇みたいな趣なので
頭がクリアな時にご覧ください
でないと多分「バイィィィィーーーーン」っていうBGMに殺られますんでw