ミートボーイ

ジョン・ウィックのミートボーイのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
5.0
人間社会には暴力がつきもので、だからこそ制御機構が付いている。軍隊にはシビリアンコントロールが、銃には安全装置が、刃物には鞘が、人には社会的地位や財産、愛する人が。

暴力で商売をするマフィアたちは、その威力を誰よりも知っていて、だからこそ個人としての暴力を極めてしまったジョンの制御機構を壊してしまったことを恐れ、怯える。

復讐という明確な方向性を持って吹き荒れるジョン・ウィックという暴力の嵐を堪能するための101分。極めれば暴力すらも芸術に。