⚪概要とあらすじ
『マトリックス』シリーズなどのキアヌ・リーヴスがすご腕の元ヒットマンを演じたアクション。ロシアン・マフィアに平穏な日々を壊された元暗殺者が、壮絶な復讐に乗り出していく。メガホンを取るのは、『マトリックス』シリーズなどのスタントを務めてきたチャド・スタエルスキ。『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォー、『ヘラクレス』などのイアン・マクシェーンら、実力派が共演する。全編を貫くダークでスタイリッシュなビジュアルに加え、カンフーと銃撃戦を融合させた迫力のアクションも必見。
伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し……。
⚪キャッチコピーとセリフ
“見惚れるほどの、復讐。”
「その誰でもない男はジョン・ウィックだ」
めちゃくちゃスタイリッシュでお洒落なアクション映画だった。色合いの良さと服装やホテルの車のお洒落さ。
コインやディナーの予約、親友、ホテルでのルールなどの演出が良い。
亡き妻からの大切な贈り物であるワンちゃん殺されたらそりゃ怒り狂うって。私だって愛猫あんな風に殺されたら、殺したやつ皆殺しだし、いたぶりながら殺すわ。
しかも、愛犬のデイジーめちゃくちゃ可愛いし、賢いし、主人公に懐いて仲良しだったから余計メンタルが死ぬ。死ぬ間際まで引きずって飼い主に寄り添った感じに泣く、しんどい。
敵さんはかなり自業自得感。何も知らない頭悪めの息子がただ車欲しさに、恩を仇で返す展開がありがちだけど良き。親、息子ともにクズすぎて救いようがない。もっといたぶりながら殺しても...。
ウィレム・デフォーの役がかなり好き。
キアヌ・リーブスのスーツ姿がかっこいい。一つ一つのセリフが少なくちょっと不器用な感じがまた良き。銃の撃ち方とナイフの使い方アクションの独特さが最高。
『ダークナイト』とか『ワイルドスピード』でもあったけどお金を燃やすシーンがめちゃくちゃ好き。
殺処分の決定した犬を選ぶところも人柄が見えて演出すごい。
ウィンストンの
「私の記憶では、君は殴る方であって殴られる方ではないはずだが(Now, as I recall, weren’t you the one tasked to dole out the beatings, not to receive them?)」
ってセリフが好き。
ホテルの受け付けの人がめちゃくちゃ素敵なキャラクター。
とにかくスタイリッシュにどんどん人が死んでくのでかなり爽快感。ナイフの切れ具合と銃の貫通具合最高。
敵はなぜ防弾チョッキを着ないんだ!!
ラストもめちゃくちゃ良い。
⚪以下ネタバレ
⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
かつて裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは、5年前に出会った最愛の女性ヘレンと平穏に暮らすため、裏社会から足を洗う。物語開始の数ヶ月前、ヘレンは病で亡くなり、ジョンは生きる希望を失うが、彼女は残される夫を心配して子犬を手配しており、その存在がジョンの新たな希望となりつつあった。その矢先、ジョンの愛車フォード・マスタング・BOSS429を狙った若者の強盗に家を襲われ、車だけでなく子犬の命まで奪われてしまう。大切なものを踏みにじられたジョンは、復讐のために裏社会へ戻ることを決意する。
強盗の正体は、ニューヨークを拠点に大勢力を築くロシアンマフィア「タラソフファミリー」のボスであるヴィゴ・タラソフの息子、ヨセフが率いるグループだった。実はジョンは元々タラソフファミリーの暗殺者であり、組織の現在の繁栄もジョンの活躍に依るところが大きかった。そのため、その実力と恐ろしさを知るヴィゴは息子の失態を知って、すぐにジョンに交渉と説得を試みるものの、無言で電話を切られる。仕方なく手下達にジョンの家を襲撃させるが、ヴィゴの予想通り、彼は全員を返り討ちにする。ヴィゴは懸賞金200万ドルでジョンの暗殺を殺し屋達に公示し、ジョンの親友であり、ヴィゴと旧知の仲でもある狙撃を専門とする殺し屋マーカスにも声をかける。
ジョンは情報収集のため、殺し屋達が利用し、掟によって守られている「コンチネンタル・ホテル」を訪れる。ホテルのオーナーであり、裏社会の情報に精通するウィンストンからヨセフの居場所を聞き出したジョンは、彼のいるナイトクラブを単身で襲撃する。ジョンは彼の護衛達を次々に殺害していくが、標的のヨセフには間一髪で逃げられ、腹部に重傷を負う。
戻ってきたホテルで治療を終えて眠りにつこうとするジョンだが、懸賞金の増額に目が眩んでコンチネンタルの掟を破った旧知の女暗殺者パーキンズに襲撃される。暗殺すると見せかけたマーカスの狙撃によって間一髪で襲撃に気付いたジョンは、彼女を迎え撃ち、拘束した上でヴィゴの隠し資産の場所を聞き出す。彼女の身柄を隣室にいた顔馴染みのハリーに預けて現地に向かうジョンであったが、パーキンスはハリーの油断を突いて彼を殺害するとホテルを脱出する。
ジョンは教会に隠されていた資産を燃やしてヴィゴを誘き出し襲撃するが、返り討ちにあって拘束されてしまう。ヴィゴは再びジョンの説得を試みるも完全に決別することになり、部下に殺害を命じてその場から去る。ジョンはマーカスの狙撃によって拘束を抜け出し、ヴィゴを追いかけ逆に銃を突きつけて形勢逆転する。諦めたヴィゴは息子の居場所を教えて解放され、間もなくしてジョンはヨセフの潜伏先を襲撃して復讐を果たす。
ホテルをチェックアウトしたジョンはマーカスと再会し、親しく会話を交わす。しかし、その現場をパーキンズに目撃され、彼女の連絡を受けて、息子を殺されジョンへの復讐を企てるヴィゴはマーカスの裏切りを知る。ヴィゴはマーカスの自宅に待ち伏せすると、自ら彼を拷問して殺害し、また、これをあえてジョンに伝えることでマーカス邸へ誘き出す囮とする。後をパーキンズに任せ、ニューヨークからの脱出を図るヴィゴであったが、彼女はコンチネンタルの掟を破ったためにウィストンに粛清され、またウィストンはジョンにヴィゴの行き先を伝える。
ジョンは、移動中のヴィゴの車列を襲撃し、彼の部下を次々と葬っていく。最後はヴィゴとの一騎討ちとなり、ジョンも瀕死の重傷を負うが、彼の殺害を果たす。満身創痍の状態で現場を離れたジョンは、無人の動物病院に侵入すると動物用の薬品で治療する。そこで安楽死を待つ1匹の犬が目に留まったジョンは、それを連れ出すと、夜の街へと消えていった。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。