アンソニー・ホプキンスが製作まで買って出ている作品。
彼が演じるキャラクターの一面がドロリと表出する場面は2つ、良いスパイスとして機能しているが、MVかテレビドラマのような撮影/編集は良く言えばスタイリッシュ、悪く言えば軽過ぎる。
ホプキンスとブラジル出身新進監督との相性は、いまひとつだった。
「ゲイ=HIV」と印象づけるようなデティールは不快、しかもきちんと治療に取り組めば、ステージ4のガンや白血病のように激痛を伴う病でもないのだし。
女性メインキャラを残す展開は良い、コリン・ファレルは何だかくたびれた感じ。