なかなか面白かった。犯人の信念は一理あると思うし、結局は意識や考え方の問題になってくる。
辛い未来が待っているのなら、楽に殺してあげたほうが良いと考える気持ちもわかるし、未来の見えない本人からしたらまだ生きたいときっと思うだろう。さらに言えば、残された家族は心に傷を追うことになる。納得なんて出来ないだろう。
見えている人と見えてない人では分かり合えない部分は絶対ある。その狭間で揺らぐジョンも結局自分の手で娘を殺している。ただ、問題は互いに納得した上での行為なのかどうか。
犯人はそのコミュニケーションの部分を蔑ろにしている。結局は自分の事しか考えれていなかった故の犯行だろう。
ストーリーはありきたりな部分があったものの、未来や過去の軌道を複数見せたり、未来の出来事を現在と重複させて見せたりとなかなか面白かった。
ただ、どうしても頭にレクター博士が頭に浮かんでしまう。。