こわ！！そして面白い！発想の勝利！
youtubeにある数分のショートムービーがバズって映画化されたんだとか。
コンセプトはシンプル
「電気を消すとお化けがでる👻
電気をつけるとお化けが消える👻❌」
なんかありそうでない、いままで実際映画にはならなかった発想です。
「じゃあずっと電気つければ良くね？」って、そうもいかないんですよね、、、普通にお化けの方もあらゆる手段で電気消そうとしてくるんで。
お化けの造形もよく見えなくて輪郭だけですが、なかなかこわい。化け物と人間の中間みたいな。もちろん電気消すと突然現れるので、びっくり要素は多めで苦手な人はいると思いますが、ぼくは暗闇に一人たたずむお化けのイメージがジメジメとした怖さを醸し出していて、いい感じに中和していたと思いました。
あといいなー、と思ったのが、お化けに出くわした人は、瞬時にシステムを理解するところ。
👻 🤔あれ、なんかいる？
カチッ💡 😨え、いない
カチッ 👻 😱いるやんけ！！！
訳もわからず殺されるんじゃなくて、きちんと実態を理解したうえで、それでも対処できないという事実が恐怖を駆り立てます。
人間ドラマもホラー映画にありがちなどうでもいい馬鹿げた喧嘩がなくて見やすいです。
お姉ちゃんと弟くんの絆が見てて温かい気持ちになります。お姉ちゃんは見た目派手で軽率そうに見えるけどめちゃめちゃ優しいし、弟くんは可愛い見た目のくせに、勇気あって家族想いで、ピンチになるとお姉ちゃん助けるところが男の中の男。
お姉ちゃんとボーイフレンドの関係も、はじめは束の間の関係かなーと思いきや、物語通してゆっくり信頼関係を築いていく様が好感持てます。
全体通してストレスの少ない、そしてアイデアに富んだ面白いホラーでした。81分で短めだしね、ホラーはあんまり深掘りせずこれくらいの方がいい！
