むらむら

ゾンビーバーのむらむらのレビュー・感想・評価

ゾンビーバー(2014年製作の映画)
5.0
「三人で力を合わせないと、ビーバーには勝てない……」

こんな冗談みたいなパワーワードの出てくるゾンビ映画。

監督はジョーダン・ルービン。冗談みたいな内容だけにジョーダンかよ……って、普段はダジャレが苦手な俺ですら、ダジャレってしまうレベル。

ビーバーが核廃棄物でゾンビ化した湖畔のキャンプ場。そこに若い男女六人がカモネギ状態でやってくる、という王道中の王道な展開。大方の予想通り、このビッチとアホ大学生の集団がゾンビーバーの餌食になることに。ゾンビーバーに噛まれると、ゾンビーバー化して、明石家さんまみたいな形相で仲間を襲い始めるのもお約束だし、無意味なオッパイ露出や、乳繰り合ってる男女から襲われていくなど、安定感のあるゾンビ映画。

唯一の差別化であるゾンビーバー、恐ろしいほど怖くない。早朝の新宿で見かけるドブネズミのほうがよっぽど凶暴。ただ、若者たちが必要以上に騒いでくれるので、ポテチとかパクパク食べながらギャハギャハ笑って観るには絶好の作品。

ところで、とっても気になったのが、ビッチたちが泳ぐ池。

ビーバーなので海に行く……という訳にいかないのは理解できるが、普通、こんな沼で泳ぐか?ってくらい汚い。池というより沼。どんなにバカなアメリカ人でも、こんな釣り堀みたいなとこで泳ぐかよ……。ゾンビーバーに襲われる前に感染症が心配になってしまう潔癖症の俺なのであった。

小ネタだが、核廃棄物を運ぶトラック運転手で、ジョン・メイヤーがカメオ出演。というわりに3分くらいフツーに出てきてトラック運転しながらペラペラ喋ってる。

エンディングの曲も妙にジャジーでオールドスクールで良い感じ。見終わった人の全員が、「ゾンビーバ~♪ ゾンビーバ~♪」って口ずさむに違いないスルメ曲。エンディングの曲が良いと、点数甘くなるよね!

最後まで観たら、エンドロールのあとに蜂がブンブン飛ぶシーンがある。

えっ、続編、まさかの

「ゾンBee」

ってことっすか? ダジャレっすか?

だったら自分も、続編の続編、提案してみていいっすか?

(以下、読むに耐えないダジャレが続くので、読まなくて良いです)

ゾンビ化した犬に襲われる 「ゾンビーグル犬」

同じくクラゲに襲われる 「ゾンビゼンクラゲ」

エロい展開が期待できそうな 「ゾンビキニ」

「ゾンビキニ」のさらに続編 「ゾンビーチバレー」

ビッチがゾンビに襲われる 「ゾンビッチ」
(って、ゾンビ映画全部そうですけどね)

野菜しか食べない 「ゾンビーガン」

あの怪物が帰ってきた 「ゾンビン=ラディン」
(これは実際にマークポロニアあたりが作りそう)

2000円から送料無料 「アマゾンビ」

高速道路を逆走する 「ゾンウーバー」

池袋限定 「セゾンビ」

……このまま終わらなそうなので、このあたりで止めときます。

こんな妄想を延々書いてしまったのは、俺が最近、ストロングゼロに取り憑かれた

 「アルコールいゾンビ」

だからなので、許してください!
むらむら

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