【この修理工場、つぶれても別に・・・】
日頃あまり見る機会のないオランダ映画、ということで期待したのですが、やや期待はずれだったかな。
自動車修理工場を経営している、或いはそこに勤務している中年男たちが、多額の滞納税金を払うためにスポンサーを募ってマラソン大会に出場する、というお話。
マラソンの指導をするのが工場で見習をしているエジプト人青年。彼にはマラソンでそれなりの実績がある。
しかし、見ていてあんまり説得性を感じなかったのは、中年のおじさんたちがマラソンをやるような体型には見えなかったから。もう少し体を絞り込まないと、無理だと思うなあ（笑）。
それに、10キロくらいならまだしも、42キロを走り通すのって、結構大変ですよ。ふだんから練習していたならともかく、そうじゃない人間が42キロを走るのにはかなり長期の訓練が要るんじゃないだろうか。
工場経営者のダメ息子だとか、社員の困った妻だとか、副筋もあるものの、そんなに奇抜な面白さはない。
何より、日頃からこの修理工場、あんまり繁盛していないみたいで、社員たちは賭け事やったり酒を飲んだりしてぐうたら過ごしているのだ。こういう修理工場はつぶれても別に、という気持ちになってしまったのが、致命的なような気が・・・・（笑）
