カタパルトスープレックス

華麗なる晩餐のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

華麗なる晩餐(2008年製作の映画)
3.8
『メッセージ』(2016年)や『ブレードランナー 2049』(2017年)のような不思議な雰囲気の映画を作るドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の短編作品です。

舞台はとある建物の中。ゲストたちがひたすら肉を食べる、食べる、食べる。そして、床が抜けてゲストたちが落ちていく。Next Floor!(
次の階!)とゲストたちを追いかける給仕たち。ゲストたちはどこまで落ちていくのか……という話です。

とにかくゲストたちが食べる肉がグロい。ゲストたちは貴族っぽい感じだし、料理も一見高級そうなんだけど。ちゃんとした料理なのだけれど、内臓や頭が原型を留めている。色使いも血!血!血!血!って感じ。前作『渦』(2000年)もそんな感じでしたものね。何か食べ物に恨みでもあるのだろうか?監督の執念を感じました😂

建物の中身を落ちていく晩さんって『プラットフォーム』(2019年)に近いものを感じました。本作の方が当然先なのですが。『プラットフォーム』はちょっと冗長な感じであまり好みではありませんでしたが、本作はサクッと観れて良いです。