黒猫道

ショート・タームの黒猫道のレビュー・感想・評価

ショート・ターム(2013年製作の映画)
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2015/09/17
最初はどうしてもこの映画に入り込めなかった…
こういうこどもたちを扱った映画自体が、“鑑賞者でしかない”ぼくたちに なにか優越感のようなもの与えてしまうような気がして。

けど、思いっきりグッときたシーンもあった。
それはメイソンがグレイスに対して
「愛してるから悩みを打ち明けて欲しい。そして一緒に乗り越えよう!」って言ってくれてるのに、グレイスはなにひとつ話せないところ。
「愛していても話せないこと、むしろ愛しているからこそ話せないこと」があるなんて、当然わかっているけど、待っている側はつらいよね…
メイソン!!おまえの気持ちわかるぞ〜〜〜!!って思ってしまった。


ひとは結局自分の見たいもの、自分のなかにあるものしか、他者(こういう場合は映画)の中から引き出すことは出来ない、とぼくは思う。
だけど、嘘を重ねて重ねて初めて、真実(らしきもの)に辿り着けるのかもしれない。
そういう意味で、こういうテーマの映画も悪くないのかな、、と思い直すことができた。