複雑な事情を抱えた子供と接するのは、とてつもなく難しく、一筋縄ではいかない。
なぜなら彼らはまだ成長途中で、ちょっとした発言や一挙手一投足も彼らにとっては大きな影響力を持つから。
一筋縄ではいかない彼らと、真正面から向かったり、時には側に寄り添ったり、後ろから支えたり、施設職員のグレイスやメイソンたちは優しく頼もしくかっこよかった。
子供の「一人にして」や「大丈夫」という言葉ってSOSの合図だったりもするんだよね。
子供の頃「大人は何も分かってくれない」なんて思ってたけど、実際大人になると忘れちゃってて、なんか悔しい。
子供は脆く壊れやすいけど、その一方で想像だにしなかった、ものすごくいい方向に伸びてくれたりして、見ていて何が起こるか分からないところが良くも悪くも目が離せない。
そんな子達を心から信じてあげたいな。
自分が周囲に愛され育ってきたぶん、私もグレイスたちのように人にはたっぷり愛情を注いでいこうと思った。