ショートターム12という、児童保護施設で起こる、あれやらこれやらの話。
グレイスが、入所してきたジェイデンと自分を重ねて、一緒に問題を解決しようと奔走しつつ、自分が抱えている問題とも向き合っていくことを主軸に物語が展開します。
誰にでも鑑賞できるように、生温い表現にはなっていますが、思い通りにいかない現実や、憤りは充分に伝わりました。
特にマーカスのラップは効果的でした。本当に吐き出したいことがある人のラップには、その人の人生が滲み出るし、音と紙とペンがあれば、何処でもできるんです。
こういう子達が、ここに居るんだなという作品の説明にもなっていて、良い使い方だなーと思いました。
鑑賞を終えて、これ、本当に97分しかなかったの?という程に、いろんな事が起きたように感じる作品でした。
そんなあれこれの中で、ネイトに謝らなければいけない事があります。掃除してる時、ハッパを見つけたんだと思いました。ごめんなさい。