「お前に俺の何がわかる」
という拒絶の伝家の宝刀。俺のような経験はしてないだろうからお前なんかにわかるまいという本音。
それに対して「実は私もね」
という言葉。同じような境遇を経験していることは時として相手の心を開く最高の鍵になる。もちろん素晴らしい人もたくさんいると思うが、セラピストの技術的側面だけでは到底及ばない領域だと思う。
子供達と同じくショートタームを経験したグレイスとメイソンが幸せになる姿を見せること、OBが「格好よくなった」姿を知らせることが何よりの希望だと思う。
グレイスとメイソンはまさに子供達の十数年後の姿。メイソンが泣きながら養父母を紹介し、いかに愛を与えられたか子供達に語った姿が良かった。
グレイスが自分と似たような子供時代を過ごしている子供の行動から勇気をもらったのも印象深い。
大人の幸せな姿を子供達に見せるのが1番のお手本なのかもしれない。子供の頃のちょっぴり子供達と似た話をするともっと良いのかな。
ただ、大人も子供から学んでいることを忘れずに。