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キル・ユア・ダーリンのwomowのレビュー・感想・評価

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)
3.8
デインデハーン美しすぎ…圧倒的美…
あらすじで「嫉妬に狂う」みたいなこと書かれてるからハラハラしてたのに、アレンは本当に健気で健気で健気で一途で…その心も圧倒的美…
ダニエルラドクリフは切ない眼をさせると一級品ですね、たまりませんね…

アレンみたいな、健気で純粋無垢で真っ直ぐな後輩できたら構いたくなって最初はちょっかいかけるルシアンもわかるし、あとあとズブズブになってしまった時にアレンを突き放すルシアンもわかる。

序盤でルシアンの「まだ何者でもないのか」って台詞、文学的で美しい表現にも程がある…
詩人の話だからか、言葉の一つ一つが綺麗で痺れました。
これぜひ自分が英語が母国語である状態で見たかったなあ(無理だけど)、そしたらきっと言葉の意味と合わせて語感まで、響いてきたんだろうな…

心配してたのにエロシーンは薄味で雰囲気のみ。(濃厚なのは苦手だったから個人的に嬉しい)
退廃的かもだけど綺麗。
文学ジャンルはもっと霧が濃いようなこっちまで脳みそ煙たくなりそうな話が多い中で、今作品は、そこまで「暗澹たる」って感じではなかった。
しかも終盤は終戦を迎えて、なぜか泣きそうになるような爽快感がありました。

にしてもほんっっっとーーーに、デインデハーン…美…心配になる程の美…
見て良かった。
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