もやし

薄氷の殺人のもやしのレビュー・感想・評価

薄氷の殺人(2014年製作の映画)
4.5
ベルリン国際映画祭、金熊賞、銀熊賞同時受賞。

圧倒的雰囲気映画… もう終始冬の風景と静かなやり取りで、世の鬱を背負ってるよう。


数年越しに3度も起きたバラバラ殺人。
その近くにはいつも一人の美女の影があった。




何より美女の幸薄感がたまらないという人が多いと思う。
美女は魅力が大きいからトラブルにも巻き込まれやすいよね。

主人公が割にブ男で、刑事だからとか抜きにしてもほぼ付きまとってる感じになってる笑



どうしようもなく暗い話ではないけれど、幸せって感じはどこにもないね。この世界観が好きだったら見てるだけで入り込めると思う。

ストーリーの不幸さを消すように、独特のユーモアが散りばめられてて、なんか真面目に向き合わなくても生きてりゃ何とかなるよね感があって好き笑 全然感動できないんだもんね笑 力抜けるわ笑

特徴的な俯瞰ショットもユーモアも含めて、北野武作品に結構近いと思う。

中国独自の文化ノリも含め、新鮮さの連続でした。サスペンスは王道深き謎解き。


登場人物皆幸せになれるといいなあ。
もやし

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