DaisukeIshii

6才のボクが、大人になるまで。のDaisukeIshiiのレビュー・感想・評価

4.1
よく純文学と言いますが、その定義は正確に知らないけど小説の芸術的な高みにトライした作品のことを指すように僕は考えています。
リンクレイター監督の映画は、映画にそういう言い方があれば純映学みたいなものと思います。文学的とか芸術的とかいう類であって、エンタテインメントではない。映画の芸術性や新しい試みに取り組むような。ビフォアシリーズもそういうものだしこの映画も。

この映画はある家族の12年間を追ったものですが同じ俳優で12年間に渡って撮影されたもの。作品中の家族と同じように俳優も年を重ねていくという試みです。
でそれがどういう効果を生んでるかって?よくわからなくて各年齢を子役〜中学生役〜高校生役って別の俳優が演じたとしてもさほど映画の印象は変わらないだろうなあと思いました。逆に、前もって知らなければ年齢ごとに別の俳優が演じたと思って見てる人も多いと思う。
それでもリアルに同じ俳優で歳を重ねていくのを撮る意味はなんでしょ?「逆に聞きたいんだけどスタントはほとんど使わずに御自身がアクションをされたんですよって意味ある?」って疑問をリンクレイター監督から投げかけられているかのようです。