ikoan

6才のボクが、大人になるまで。のikoanのレビュー・感想・評価

3.6
6歳の少年が大人になるまでの12年間を実際に12年間かけて同じ役者が演じている、撮影期間の長〜い作品。
監督はリチャード リンクレイター。
これは話題作りなのか?途中で役者変えても出来たんじゃないか?てな事も言われても当然でしょうけどまあ見てください、と言いたい作品。良かったです。
物凄い事件が起こるわけじゃないんだけど、まあ、母親の再婚とか離婚とかは大事件と言えば大事件だけど…、ハリーポッターとか大統領選とか時々の話題で時の流れを感じさせつつ、主人公が少しずつ成長していく姿を家族と周囲の人達との交流を通して描いていく話。
それぞれのシーンで描かれるエピソードはどこかで見た事のある様な話できっと誰にでも起きている様な普通の話なんだと思います。転校も、初恋も、友達も失恋もちょっと切ないけどなんかいい感じ。
当たり前の様に自分で学費を稼ぎ、悩みながらも自分で進路を決めて行く主人公。彼方では当たり前の事なんだろうけど同じ年頃の日本の少年達とは随分違う様に思えてなりません。そもそも母親が既に自立し、子供を抱えながら同じ事をやっている、という事になんかすごいバイタリティーと言うか逞しさを感じさせられますな。周囲の人もなんとなく当たり前の様にそれを見守り、応援し、支えている。高校の先生も、バイト先の店長もみんなみんな、なんかいいですよね、そういうのって。ちょっと羨ましいなアメリカ。と、思わせる作品でした。
良作!