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6才のボクが、大人になるまで。のSHiNのレビュー・感想・評価

4.0
普通に作ってたら、いろんな問題を抱えつつも人生とは?、みたいなよくある家族のストーリーだなー。と思ってしまうかもしれない。
特に波があるわけでもないけど、流れていく時間の中で度々起こる出来事(本人たちにとってみればかなりの大事件)や環境や心理的変化を、12年間の子供の成長を軸に描いていく。

……のだが!

この12年間の軌跡をぜーんぶ同じキャストでやってしまったらどうなる?

12年間ってことは、6才のボクは18歳。
6才の子供や甥っ子は18歳のころにはどんな風に成長しているの考えると面白い。見違えるほど大人になっている子もいれば、無免バイクで暴走しちゃう子もいる。ちっちゃい頃の面影は今何処、若かりし頃のデニーロみたいに超絶モヒカンになっちまっているかもしれない。

結果、それ程に大きく変わってしまうこのリアル12年間(正確には毎年夏の3.4日間の撮影)を、およそ160分に収めたことで、親戚のおじさん気分でその成長を見守ることがことができてしまう!という中々凄い作りの映画が完成した。

主役の男の子メイソンくん6才も、最所めっちゃ可愛いのに、いつのまにやら成長して髭もはやしちゃってたり。このいつの間にか、っていうのがミソだと思う。リアルの生活でも、いつのまにか太った?とか、老けた?とかあるのを映画の中でやるって普通に凄い。そして何年後…なんてテロップはない。なくて良い。それで良い。
時代背景はその時メイソンがハマってるコトでなんとなく伝わってくる。
まさかのドラゴンボールの魔神ブウや、XBOXとか。
メイソン「スターウォーズの新作はもう作られない?」
父イーサン「できないだろーな。シスも倒して話は終わってるし。でももしかしたらハン・ソロがシスになってるかもな!(笑)」
なんて会話がまた最高(^-^)この二人フォースの覚醒観たらひっくり返るんじゃないか。

母親役のアリソン・デュボア(予知夢は見ないみたい)はみるみる肥えていくのに、父役のイーサン・ホークは全く歳とらず…この人、改めて見ると、カッコいい…

登場人物達の老いや成長を見ながら、メイソン君の大人になったその結末をぜひ見届けてほしい。